今は亡き父の
コトバとして、
「ワープはないで」、
と言うコトバがある。
私が、
チカラも無いのに
色々なことをしよう
とするのを諌める時に
父が良く使ったコトバだ。
実際、
色々なことをしでかして、
結局クスリがドカーンと
増える、と言う
パターンが多かった。
焦っていたのだろう。
何事をするにも
十分なチカラが必要で、
チカラを付けるには、
修行を積まない
といけない、
とアタマでは
分かっていたが、
欲に負けて、
先走ってしまう
ことが良くあった。
そのことを父が、
「ワープはないで」、
と表現したのだった。
健常者なら、
何をやっても
おかしくならないし、
クスリも増えないので、
自分の好きにすれば
良いのだが、我々
精神障がい者は
そうは行かない。
今のチカラ以上の
コトをしようとすると、
調子を崩してしまうのだ。
だから、
新しいことに
トライするときは、
適正負荷かどうかを
見極めてからに
するべきだ。
具体的には、
主治医の意見を
参考にする。
やはり、
主治医は良く観ている。
主治医を
納得させるだけの
材料があれば、
ゴーサインを
くれるだろう。
主治医を
納得させる時には、
ロジックが必要だ。
筋を通す、とも言う。
我々の戦い、
孤独な戦いではあるが、
やはり、チーム戦なのだ。
主治医、両親、
兄弟、親戚、と
チームを組んで
やっているのだ。
やはり、
周囲の人達の
納得が得られない時は、
無理しないほうが良い。
ワープをせずに、
地道に修行を積めば、
いつか潮が
満ちる時が来る。
時節到来と
いうやつだ。
その時なら、
周囲の人達の
納得が得られるだろう。
地道な修行を
耐え抜いたコトが、
信用になったのだ。
周囲の納得が
得られぬ時は、
まだ修行が足りない、
と言うコトだろう。
まとめると、
何かやりたい
コトがある時は、
ワープをせずに、
地道な修行を積んで
充分なチカラを付ければ、
周囲からの信用が出来て、
やりたいことが
自然に出来る
ようになる、
と言うコトだ。
まずは修行、
なのだ。