お風呂に入っていて、
ふと思った。
こんなに大きな浴槽に入れるのも、
もうすぐで終わりだな、と。
風呂だけでない。
食事もだ。
母の手料理、
これほど美味しくて
健康に良いモノはない。
母といつでも話せる。
こんなに有難いことはない。
こうした、
極楽の様な生活も、
もうすぐ終わりを迎える。
今、公営住宅への
応募を続けている。
いつになるかは
わからないが、
当たれば、
独居生活がまた始まる。
私の場合、
すでに16年程の独居生活を
したことがあるので、
恐怖はない。
ただ、
しんどかったなぁという
記憶が残っている。
将来、きっとこう思うだろう。
あの時(今)が、
人生で最良の刻だった、と。
今、この瞬間を味わって生きねば、
とココロのなかで、反芻している。
母への感謝と共に。