光が強ければ
強いほど、
影も強くなり、
影が強いところには
必ず光がある。
この法則を
使いこなすと、
あまり人を
うらやましく
思わないで
居られる。
たとえば、
光の強い人と言えば、
アスリートとか
芸能人とか、
が思いつく。
表面だけを
観ていたら、
なんだ、
上手いこと
やりやがって、
と思いがちだが、
彼らの影の部分に
思いを馳せると、
それ程気に
ならなくなる。
アスリートの
影といえば、
トレーニングの
キツさだろう。
それこそ、
血を吐くような
厳しい練習を
毎日している。
芸能人だったら、
台本を覚えるのに、
寝る間を惜しんで
努力している。
それを考えると、
彼らは脚光を
浴びるのに、
それだけの対価を
支払っていると言える。
そして、
影の代表として、
我々精神障がい者がいる。
我々にも
光の部分がある。
確かにしんどいことの
多い人生だが、我々は、
クスリのしんどさを
知っているので、
クスリが維持値に
なった時に、
とてつもない楽さを
味わえるのだ。
普通の人の普通が、
我々には天国なのだ。
そして、
霊的人生観に
目覚める機会も、
普通の人より多い。
真理に目覚める
機会が多いのだ。
しんどいので、
考えざるを得なく
なるのだ。
若い頃は何で自分ばかり、
と思うことが多いが、
だんだん歳を重ねると、
逆転してくる。
人間、
必ず死なねばならぬ。
そうなれば、
霊的人生観を
手に入れた人の方が、
幸福度は高いのだ。
日頃から、
こうして様々な事象に
光と影を見いだす
思考訓練をしていれば、
心の波風を立てずに
生活できるように
なるはずだ。
考え方の訓練も、
努力。
やはり、
ことわざのように、
「努力は裏切らない」、
のだろう。