私のヒストリー PR

私が精神障がい者になってから三十五年目の春が来た。

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毎年、
春が来るたびに
思い出す。

この世の地獄に
堕とされた
あの18のときのことを。

友達は皆、
人生で1番楽しい
時季を謳歌していた。

私は、
精神科隔離病棟で
拘束を受け、
一週間の記憶を失った。

目が覚めると、
右腕が腫れ上がって
いて、両手の感覚を
失っていた。

麻痺だった。

まさに、
地獄そのものだった。

身体障がいだけでも
酷いが、
精神病も同時に
罹患したので、
その苦しみ、悲しみ、
イタミは極限状態以外の
なにものでもなかった。

全てを失った。

人生終わったな、
とおもった。

そこから、
35回目の春が来た。

今は、
サイトの題通り、
精神障がい者幸福道を
歩んでいる。

人間の回復力とは
凄いものだな、
と我ながらおもう。

一度廃人になった
私でも、ここまで
回復できるのだから。

だから、
今、精神病で苦しみの
さなかにある人達に
言いたい。

どうか、
あきらめないで、と。

自分をあきらめずに、
頑張り続ければ、
いつか、道は拓ける。

幸せが待っている。

自分を信じて、
前を向いて、
一歩一歩進んで
欲しい。

そのためのヒントを
シェアするのが、
このサイトの
目的なのだ。