まだ私の精神病の
勢いが強くて、
私がとても
不幸だった頃、
二十代の頃だろうか。
唯一の慰めが
ウタだった。
その頃よく
聴いていた曲が、
中島みゆきの
「時代」だった。
つらく、苦しい時に
自分の部屋で独り
「時代」を聴いて
涙を流して泣いていた。
本当に、
信じられない位
不幸だった。
「時代」の歌詞を
何度も何度も
繰り返し聴いて、
いつかこうなって
ほしいなぁと
念じていた。
本当に、
悲しみと苦しみと
痛みに満ちた
青春だった。
しかしながら、
あれから
数十年が経つと、
実際に歌詞の通りの
幸せが待っていた。
やはり、
どれだけ厳しい
状況であろうと、
諦めず、その状況下で
出来ることを探して、
努力を続けてきた
のが花を開いたのだ。
だから、
今苦しい状況に
いる人に言いたい。
諦めないで、と。
時には、
「時代」を聴いて
涙を流して自分を
癒やして。
兎に角、
活用できるモノは
全て使って生き
のびて欲しい。
いつか、
あなたの苦しみが
花開く時が必ず
来るから。