私の人生の最初の
成功体験は、縄跳びだ。
確か小学生の時、
何年生かは
定かではないが、
縄跳びが流行っていて、
早速夢中になった。
最初は下手だったが、
猛練習して、
名人にまで成った。
3重跳びが10回以上、
20回近くまで
こなせるようになった。
学年でも
トップクラスの成績だった。
この体験から、
私の中に、
どんなことでも
頑張れば出来るんだ、
と言う自信が芽生えた。
良く言われるところの、
幼い頃の成功体験だ。
この体験のチカラは絶大で、
実際に、これからすることで、
どんなことでも
良い成績を
おさめることとなった。
もっとも、
恋愛だけは
からっきしだったが。
精神障がい者になっても、
この体験は効力を失わなかった。
基本的に何でも
頑張れば出来る、
と言う
マインドセットなので、
どんなことにも挑戦できた。
最初の入院から1年後には、
予備校に通い始めた。
1年間受験勉強をして、
大学に入学した。
病気と戦いながら、
4年間で大学を卒業した。
全て、縄跳びで培った、
成功体験が基盤となって、
成し遂げることができた。
何が言いたいかと言うと、
子供をお持ちの
親御さんに言いたいのだ。
子供に、
何かに夢中に成って、
ある程度の成功を
おさめる経験を
味わわせて欲しい、
といいうこと。
成功体験を
味わわせると言うこと。
これは、
べつに何でも良い。
子供が興味を持ったことを
やらせてあげて欲しい。
できれば幼い時に。
そうすれば、
子供が長い人生を
生き抜くための
強力な武器を
与えたのに等しいのだ。
こうして得られた自信は、
生涯消え去ることがない。
今、私は52歳だが、
今でもココロの奥底に
縄跳びで得られた自信が
横たわっている。
いつでも
私を支えてくれている。
おそらく、
一生私を支えてくれるだろう。
幼いころの成功体験とは、
それほど貴重なモノなのだ。