上手く行かない時は発想を変える。
改善点が見つかったと発想する。
どうしたら上手く行くかを考える。
工夫する。
そして、そこから一歩進んで、
工夫することを楽しむ。
あれこれ考えて、
試行錯誤すること
そのものを楽しむ。
そうすれば、困難は、
自分のチカラをつけるための負荷だ、
と楽しめる。
いわば、筋トレのバーベルだ。
ありがたいものなのだ。
何もおこらなければ、
自分を成長させることができない。
勿論、
逃げられる困難は逃げれば良い。
必要のない負荷を
背負う必要はない。
が、避けられないモノならば、
立ち向かった方が良い。
その時に、こう言う発想がある、
と思い出して欲しい。
外的状況を変えずに、
自分のモノの捉え方を変える。
少なくとも私はこうして、
人生の苦難を乗り越えて来た。
これが、私の言うところの、
陰陽転換思考だ。
但し、この技を知っていても、
実際の現場で
使えるようになるには、
かなりの訓練が必要だ。
何回も壁にぶち当たって、
もがき抜く経験なくして、
この技は習得できない。
いわば、
格闘技の技の様なモノだ。
柔道なら、
乱取りを何千回もこなして、
初めて技が体得出来る。
同じことだ。
しかし、
まず最初は技を教えて貰い、
型通り出来るよう
1人で練習しなくてはならない。
まず技の存在を知り、
理論を知るのが第一歩だ。
理論的に出来ることは、
訓練次第で習得出来る
可能性がある。
理論的に出来ないことは
いくら訓練を積んでも
習得できない。
だから理論はバカにできない。
私が述べているのは、
全て理論だ。
但し、
私の実体験から
産まれた理論なので、
実証済みの理論だ。
つまり、再現性が有る、
と言うことだ。
もう既に
やってるよ、
と言う人もいるだろう。
そう言う人は
もう自分の流派を拓いているので、
ふーんと思って
この文章を読んでいただければ良い。
この技の存在を知らない、
または知っていても
できていない人には、
私の理論は役に立つだろう。
様々な状況で使えるように、
抽象的に描いてある。
自分の置かれた状況にあわせて
具体化するのは
読者の仕事だ。
読者1人ひとりと直接対話出来れば
具体的なアドバイスができるが、
実はそれではチカラがつかない。
自分のアタマで考えるのが、
この技の骨子なのだ。
思考力をつけようとしているのに、
答えを訊いていてはダメだ。
料理人になるのに、
自分で料理しなかったら、
いつまで経っても料理の腕は
上がらない。
いくら高価な料理を食べても、
いくらレシピを沢山集めても、
実際に料理を作らないと、
永遠にシェフにはなれない。
ただ、一度この技を体得すれば、
もう自由自在だ。
苦楽の価値観が
逆転した様なモノだ。
一種の悟りとも言える。
人生を
自由自在に楽しむ
思考力が身につくハズだ。
今苦しみの最中にいる人には、
この言葉は机上の空論に
過ぎないかも知れない。
だが、私はやり遂げた。
あなたにも出来るハズだ。
自分で自分を見捨てない限り。
それだけは言っておきたい。