以前の記事で、
欲望の善用について
述べたが、この際の
注意点がある。
自分さえ良ければ良い、
とか、他の人を不幸に
するような自己実現は
叶わない、と言う事だ。
自分も幸せになり、
世の中の人も幸せになる、
こうした自己実現なら、
叶うはずだし、その実現を
追い求める価値もある。
しかしながら、
自分さえ幸せなら、
他の人はどうなっても良い、
あまつさえ、自分が幸せに
なるためには他の人を
犠牲にしても良いと言う様な
自己実現は到底神仏の許す
ところではないし、
もし叶ってしまったら、
その人にとっても
よくないことなのだ。
因果の理法により、
将来的に悲惨な状況に
陥ることは必至だ。
この世にいる時は
何とか罰を免れても、
あの世に行けば、
厳正な裁きが待っている。
やはり、目指すなら、
仏法真理に適った
自己実現を目指したいと
念う。
ちなみに、
仏法真理に適った
自己実現とは、繰り返すが、
自分が幸せになった時に、
世の中全体も良くなる、
そうした自己実現のこと。
ここの所は
是が非でも押さえて
おかなくてはならない
要点だ。